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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻6号

2004年06月発行

文献概要

臨床経験

転移性脊椎腫瘍に対するPalliative Surgeryの治療成績

著者: 笹川武史1 横川明男1 永嶋恵子2 尾島朋宏1 山門浩太郎1

所属機関: 1済生会金沢病院整形外科 2小松市民病院整形外科

ページ範囲:P.827 - P.830

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 抄録:転移性脊椎腫瘍に対するpalliative surgeryの術後成績を検討した.対象は1995年以降麻痺を来した35例39手術で,転移部位は頚椎6例,胸椎19例,腰椎14例であった.疼痛は全例改善し,麻痺は51%,移動能力は54%で改善した.術前Frankel B,C例や胸椎,腰椎転移例では高い改善が得られた.出血対策として術前の塞栓療法,低血圧麻酔,神経除圧に先立つinstrumentationの設置が有効であった.Palliative surgeryは疼痛,麻痺,移動能力の改善の観点から有効な方法であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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