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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻6号

2004年06月発行

文献概要

臨床経験

踵骨関節内骨折に対する観血的治療法の検討

著者: 中島一馬1 佐野圭二1 伊藤康二1 勝田真史2 今給黎篤弘2 市丸勝二3 永井秀三4

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター整形外科 2東京医科大学整形外科 3東京医科大学霞ヶ浦病院整形外科 4昭島病院整形外科

ページ範囲:P.837 - P.843

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 抄録:われわれは踵骨関節内骨折に対する観血的治療法の治療成績と適応を検討した.術式はWesthues変法に準じ経皮的に関節面の整復後,距骨下関節面に約3cmの小切開を加え,骨欠損部に対して人工骨を充填し,主にK-wireにて固定する小切開法と外側拡大L字型皮切で展開し主にプレート固定する観血的整復固定法である.術後臨床評価はgood以上が84%と良好な成績であった.また,術後後距踵関節面のstep offと臨床評価との相関性を認めた.小切開法施行例は全例excellentであり,高齢者,内反,関節面の陥凹の強くない症例に対しては,本法による低侵襲手術に努めるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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