icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻7号

2004年07月発行

文献概要

論述

悪性骨腫瘍関節外切除後の腫瘍用人工膝関節と腓腹筋弁による膝関節再建

著者: 小山内俊久1 土屋登嗣1 荻野利彦1 石川朗2 大類広3

所属機関: 1山形大学医学部整形外科 2山形県立中央病院整形外科 3国立療養所米沢病院整形外科

ページ範囲:P.907 - P.912

文献購入ページに移動
 抄録:膝周辺悪性骨腫瘍4例を膝蓋骨半割により関節外切除し,腫瘍用人工膝関節・膝蓋骨表面置換,腓腹筋弁により再建した.発生部位は大腿骨遠位部3例,けい骨近位部1例である.術後合併症は腓骨神経麻痺2例,けい骨神経麻痺1例,膝蓋腱断裂1例,下腿皮膚壊死1例であった.膝関節屈曲角度は70~105°,自動伸展不全は0~90°であった.術後患肢機能はMusculoskeletal Tumor Societyの評価法で50~86%であった.腓腹筋弁は膝関節外切除後の人工関節の被覆および膝伸展機構再建に有用であると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら