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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻7号

2004年07月発行

文献概要

臨床経験

Halder humeral nailing systemを用いた上腕骨近位端骨折の治療経験

著者: 吉川智朗1 加藤純一郎1 竹原愼介1 園田潤1

所属機関: 1名張市立病院整形外科

ページ範囲:P.957 - P.960

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 抄録:大きな転位を伴う上腕骨近位端骨折は保存的治療に難渋するため,手術療法を行うことが多い.本骨折の骨接合術に関して留意すべき点は上腕骨頭への血流や腋窩神経を障害しないことなどであるが,Halder humeral nailing systemはこれらを満たすインプラントである.今回この新しいシステムを用い,本骨折5例を骨接合した.術後の日本整形外科学会(JOA)肩関節機能評価は平均79.4点,JOA肘関節機能評価は平均83点であった.仮骨の早期出現により,早期リハビリテーション開始が可能であった.髄内釘刺入部である肘関節への影響は少なかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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