icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻7号

2004年07月発行

文献概要

臨床経験

Knotless suture anchorを用いた関節鏡視下Bankart修復術の手術成績

著者: 佐藤英樹1 石橋恭之1 津田英一1 三浦和知1 藤哲1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学

ページ範囲:P.967 - P.972

文献購入ページに移動
 抄録:われわれは2000年1月から,Mitek knotless suture anchorを用いて,鏡視下Bankart修復術を行っている.今回の目的は,術後1年以上経過観察が可能であった29例について報告することである.外傷性反復性肩関節脱臼29例(男性24例,女性5例)に対し本法を施行した.平均年齢は23.6歳(13~47歳)であった.全例apprehension test陽性,relocation test陽性で,Arthro-MRIでBankart lesionを認めた.術後1年経過の時点で,再脱臼は2例であった.術後Roweスコアは平均92.6点であった.外転外旋制限は患健側差で4°であった.本法の利点は縫合が不要なこと,しっかりと固定ができること,関節包のadvancementが容易であるなど単純な方法であることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら