icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻7号

2004年07月発行

文献概要

臨床経験

骨粗鬆症性椎体圧潰に対する椎体形成と後方脊柱再建の併用―手術適応と短期成績

著者: 織田格1 藤谷正紀1 小熊忠教2 長谷川匡一1 原田雅仁1 松野誠夫1

所属機関: 1北海道整形外科記念病院 2札幌整形外科

ページ範囲:P.973 - P.978

文献購入ページに移動
 抄録:前方手術単独で対処困難と判断した骨粗鬆症性椎体圧潰10例に,椎体形成術と後側方固定術を併用した.固定は原則として上下2椎以内としたが,多椎圧潰例や脊椎固定術の既往例ではより長い固定を要した.圧潰椎体にリン酸カルシウム骨ペーストを用いて椎体形成を行った.全例で臨床成績は良好であり,画像上も脊柱安定性が獲得・保持された.手術侵襲は前後合併手術や後方短縮術に比し小さかった.本法は骨粗鬆症性椎体圧潰に対する手術治療の1つとして有用であるが,特に前方手術が困難な例に対し極めて有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら