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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻7号

2004年07月発行

文献概要

症例報告

第4頚椎に発生した好酸球性肉芽腫の1例

著者: 三浦智彦1 村田英之1 長野昭1

所属機関: 1浜松医科大学整形外科

ページ範囲:P.997 - P.1000

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 抄録:好酸球性肉芽腫(eosinophilic granuloma)は幼・小児に発生することが多い比較的稀な疾患であり,発生部位では大腿骨,鎖骨,上腕骨,脊椎,骨盤などに好発する.今回われわれは成人の頚椎に発生した好酸球性肉芽腫の1例を経験した.症例は47歳,女性.慢性進行性の頚部痛を主訴に来院し,頚椎X線にて第4頚椎椎体に骨融解性の変化をみた.Open biopsyにより診断し,一期的に手術的加療を施行し良好な経過を得た.本腫瘍の成人発生は稀であり,臨床的特徴・治療法などに若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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