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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻7号

2004年07月発行

文献概要

症例報告

足関節痛を主訴とし診断に難渋した腓骨骨幹部類骨骨腫の1例

著者: 惠美直敦1 大内聖士1 円山茂樹1 藤田直己1 興梠隆2

所属機関: 1兵庫県立西宮病院整形外科 2兵庫県立西宮病院病理

ページ範囲:P.1001 - P.1004

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 抄録:われわれは診断に難渋した腓骨骨幹部類骨骨腫の1例を経験した.症例は34歳,男性.主訴は右足関節痛.某整形外科医にて保存的治療を行っていたが,軽快しないため当科を紹介受診した.右足関節に異常所見はなかったが,骨シンチグラフィーで右腓骨骨幹部に異常集積を,また単純X線像上,同部の皮質骨の肥厚・膨隆とその中心部に骨透亮像を認めた.同部の切除術を施行し,右足関節痛は消失した.病理組織学的診断は類骨骨腫であった.術後約5年経過した現在,疼痛の再発は認めていない.本症例の診断には骨シンチグラフィーが有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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