icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻8号

2004年08月発行

誌上シンポジウム 診療ガイドラインの方向性―臨床に役立つガイドラインとは

腰部椎間板ヘルニア:海外の診療ガイドラインの動向

著者: 菊地臣一1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部整形外科学

ページ範囲:P.1053 - P.1056

文献概要

 抄録:海外における腰痛の診療ガイドラインの概要を紹介した.勧告の内容で一致しているのは,「安静」の排除,早期・漸次の運動開始,そして慢性化への危険因子である心理社会的要素への認識である.一方,運動療法,脊椎マニュピレーション,筋弛緩薬,あるいは患者への情報提供についての評価とそれに基づいた推奨の度合いは各国で異なっている.海外の診療ガイドラインの背景にある概念では,患者の意志が治療の選択に活かされることや患者も治療に参加できるといった,「攻めの医療」の姿勢が重要視されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら