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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻9号

2004年09月発行

文献概要

臨床経験

Surfix lock plate system®を用いたHTO術後早期荷重の効果

著者: 川村秀哉1 山口智太郎1 坂本央1 寺戸一成1 冨重治1 利光哲也1

所属機関: 1九州厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.1197 - P.1201

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 抄録:[目的]高位けい骨骨切り術(HTO)において従来の内固定材料を用いての術後早期荷重では矯正角度を減じ,疼痛の再燃や長期予後不良の結果がもたらされる.Surfix lock plate system®では特殊なねじ付きプラグで螺子をプレートに固定し,その強固な内固定力で術後早期荷重を可能にした.国内で使用可能となった昨年10月以来の症例を検証した.
[対象と方法]HTOの一方法であるinterlocking wedge osteotomyを行い,術後半年以上を経過した14症例14膝(手術時年齢平均66歳.関節症10膝,膝骨壊死4膝)について,それ以前のblade stapleを用いた症例と比較検討した.
[結果]術後簡易膝固定装具を装着させ,数日後から1/3部分荷重,CPM可動訓練を開始し,徐々に荷重量を増やした.治療成績は良好で,以前の症例より平均在院日数は大幅に短縮でき,職場復帰や家事への復帰も短縮できた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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