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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻9号

2004年09月発行

文献概要

症例報告

大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折後に発症した急速破壊型股関節症の1例

著者: 新美塁1 長谷川正裕1 福田亜紀1 須藤啓広1 内田淳正1

所属機関: 1三重大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1215 - P.1219

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 抄録:われわれは単純X線像では異常を認めない発症早期にMRIで大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折を認め,保存的に加療したが急速に股関節の破壊が進み,発症12カ月後にTHAを行った症例を経験した.患者は誘因なく発症した右股関節の違和感のため発症2週後に当院を受診した.発症3週後のMRIのT2強調像で大腿骨頭軟骨下に関節面と平行な低信号強度帯がみられ大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折と診断した.以後,急速に股関節の破壊が進み手術したが,摘出標本の組織所見でも急速な骨破壊像を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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