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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科39巻9号

2004年09月発行

文献概要

症例報告

大腿骨広範骨欠損に対して同種移植骨を用いた人工股関節再置換術の1例

著者: 松浦佑介1 原田義忠1 白井周史1 岸田俊二1 守屋秀繁1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院整形外科学

ページ範囲:P.1233 - P.1236

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 抄録:広範骨欠損を伴う人工股関節の再置換術は,治療に難渋することが多い.今回われわれは大腿骨近位部広範骨欠損を伴う人工股関節再置換術症例を経験したので報告する.症例は70歳,女性である.右変形性股関節症に対して2回の人工股関節置換術を施行している.大腿骨広範骨欠損を伴う人工関節ルースニングを認めたためmassive bone allograftを用いたセメントレスの人工股関節再々置換術を施行した.短期間ながら良好な成績であり,今後の経過観察が必要であると思われる.諸家の報告では,同種移植骨を用いた再置換術において生存率,臨床成績ともに良好な成績を収めている.本症例においても短期間ではあるが股関節機能の改善が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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