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骨腫瘍—これはなんでしよう(17)
著者: 骨腫瘍症例検討会 古屋光太郎1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.73 - P.77
文献購入ページに移動A:この症例は昭和43年6月に教室から発表された骨盤腫瘍の症例です.
患者は31歳の家庭の主婦で,主訴は右殿部腫瘤と腰痛です.発症は昭和42年7月,右の殿部に鶏卵大の腫瘤があり,その部に軽度の疼痛がありました.某医で薬剤による治療を受け,一時痛みがなくなつたのですが,2ヵ月後に再発し,しかも初め鶏卵大だつたものが急速に増大して小児頭大となり,昭和42年12月当科にまいりました.これがその時の写真です(第1図).
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