文献詳細
臨床経験
文献概要
いとぐち
膝関節内側側副靱帯損傷は一般的な外傷であるが,私の渉猟しえた範囲ではEMG学的研究はStener(1961)の報告をみるのみである.彼は内側側副靱帯不全断裂30例のEMG学的研究を行ない,疼痛に対して反射的に大腿内側屈筋群が収縮することを証明し,これら屈筋は皆,屈筋としての働きの他に膝関節の外反動搖を防止するために自動的に靱帯を援護する働きがあると述べた.
私も内側側副靱帯損傷例についてStener法によるEMG学的検索を行ない,いささかの所見を得たので報告する.
膝関節内側側副靱帯損傷は一般的な外傷であるが,私の渉猟しえた範囲ではEMG学的研究はStener(1961)の報告をみるのみである.彼は内側側副靱帯不全断裂30例のEMG学的研究を行ない,疼痛に対して反射的に大腿内側屈筋群が収縮することを証明し,これら屈筋は皆,屈筋としての働きの他に膝関節の外反動搖を防止するために自動的に靱帯を援護する働きがあると述べた.
私も内側側副靱帯損傷例についてStener法によるEMG学的検索を行ない,いささかの所見を得たので報告する.
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