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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科4巻10号

1969年10月発行

文献概要

視座

長期関節固定の恐しさ

著者: 池田亀夫1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.759 - P.759

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 先天股脱の治療において幼若股関節を長期間にわたつて固定すると,好ましからざる結果を招来することは周知の事実であり,Pavlikらによる運動許容療法発展の一理由でもある.しかしながら,この治療法の理念は主として思惟的,経験的なものであつて,基礎的,実験的事実に立脚したものとはいえない.
 もともと,関節は運動に最も適応するように構成されており,これに反して固定は関節機能を障害し,その退行変性を促進し,変形性関節症発生の起点となることは幾多の臨床研究によつても明らかにされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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