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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科4巻11号

1969年11月発行

文献概要

論述

脳血管障害の病態および予後を規定する諸因子—臨床的および病理学的考察

著者: 亀山正邦1

所属機関: 1浴風会病院

ページ範囲:P.840 - P.846

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はじめに
 脳血管障害(CVAと略)例では,いつたん急性期を経過しえても,その原因となつた血管病変,高血圧などは,いぜんとして存続している.したがつて,常に再発の危険にさらされている.CVAの治療の中で,rehabilitationはもつとも重要なもののひとつであるが,rehabilitationの実施そのものの中にも,このようなCVA再発のriskがひそんでいる.一方,CVA後遺症の経過と予後には,治療の適不適のみならず,個人差が関係する面も少なくない.
 この論文は,CVAの予後を規定する諸因子のうち,年齢,血圧,脳の病巣部位および錐体交叉のvariationの問題を,臨床と病理の面から解明することを目的としている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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