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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科4巻11号

1969年11月発行

文献概要

手術手技

顔面骨骨折の治療

著者: 藤野豊美1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.864 - P.873

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 従来,散発的にみられた鼻骨骨折や顎骨の骨折は,耳鼻科医や口腔外科医によつて治療されていたが,最近の交通機関のスピード化によつて頬骨骨折や眼窩骨折を伴うことが多くなつてきた.これらの治療は形成外科医によるのが理想であろうが,現実には不可能に近い.当然,整形外科医の方々でも患者が飛び込んでくれば処置しなければならない.
 ところが,顔面は,眼,鼻,耳,口腔など他の専門分野に属し,整形外科医にとつてはなんとなく,おつくうな分野である.しかし,本来,整形外科医は骨折の整復固定を得意中の得意とするので,顔面骨折の特異点やその処理のこつに熟知すれば,より処理範囲が拡大できるものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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