文献詳細
装具・器械
義手感温装置の試み—とくに温度警報装置として
著者: 大田仁史1 伊藤邦彦2 三浦哲史3
所属機関: 1東京医科歯科大学整形外科教室 2伊藤病院 3芝浦電子製作所
ページ範囲:P.956 - P.958
文献概要
われわれはこの種の研究の一環として,義手からある程度の温覚を得ることはできないかという単純な発想より,サーミスターを利用して以下の装置を試作してみた.装飾用の義手指尖にサーミスターをとりつけ,温度によるその抵抗の変化を利用してヒーターを熱め,健康な皮膚に温度を伝えるという装置である(第1,2図).
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