文献詳細
検査法
文献概要
1945年Reifenstein, Albright & WellsによつてMassachusetts General HospitalのResearch Wardにおいておこなわれている無機塩類についてのMetabolic Balance Study(出納試験)の詳細についての論文8)が発表されて以来,この方法はこの種の出納試験の模範として各国の研究者によつて採用されてきた.この方法の原理は要するに,摂取された成分と尿中および便中に排泄された成分をそれぞれ測定することによつて,体中に蓄積されあるいは減少した成分の量(出納)を知ろうということであり,整形外科領域においては骨粗鬆症・骨軟化症・副甲状腺機能亢進症・クッシング症候群などの骨代謝・内分泌疾患の骨塩動態を知る手掛りとして重要な検査法の一つとされ,数多くの研究報告がある.
掲載誌情報