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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科4巻6号

1969年06月発行

文献概要

臨床経験

頸部に発生した神経鞘腫(Neurinom)2治験例

著者: 田中晴人1 手束昭胤1

所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.463 - P.468

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 本邦における脊髄腫瘍の報告例はすでに約500症例にものぼり,毎年その報告例は増加の一途をたどつているのが現状である.そのなかで,頸部発生での神経鞘腫の占める割合は467例中38例で,その頻度は,8.1%で比較的少ないとされている.われわれはここに神経鞘腫の2例を経験したので報告するが,その中の1例は比較的早期に来院して手術が施行でき,その予後は極めて良好であつたが,残る1例は患者が早期に来院し,診断が確定できたにも拘らず,観血的治療を忌避したため手術の時期がかなり遅れ,前者の症例よりも術後も軽度の知覚障害を残した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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