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映画化される進行性筋ジストロフィー症児
著者: 近藤文雄1
所属機関: 1国立療養所西多賀病院
ページ範囲:P.722 - P.722
文献購入ページに移動従来本症の子は,病院や学校に入れてもらえなかつたので,家の片隅で人知れず孤独の生涯を終えるのが常であつた.ようやく,昭和40年になつて,国の指定した一部の国立療養所に本症を収容して,児童福祉法に基づく療育の給付がなされるようになり,ここに初めて彼らの人権が認められるようになつたといえる.現在,指定療育機関は全国で10ヵ所,収容患者数は約800人であるが,遂次増床する計画ができている.
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