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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科4巻9号

1969年09月発行

文献概要

装具・器械

Y螺子の使用経験

著者: 弓削大四郎1

所属機関: 1山口県立中央病院整形外科

ページ範囲:P.739 - P.752

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いとぐち
 なぜ大きい螺子を必要とするかという問題であるが,わが国で市販されている螺子は股関節手術においては,その強度,固定力で使用に耐えないうらみを以前から抱いていたため色々考案中であつたが,たまたま1964年Gardenの論文で大きい螺子を大腿骨頸部骨折に使つているのを知ると共に,著者が滞仏中にR. Judetが同じ骨折に対するJudet法(Technique de l'ostéosynthèse du col fémoral avec greffe pédiculée)にVenableの螺子を,Merle d'Aubignéの所では,股関節固定術に3本の彼自身の螺子を使用してるのを見ることができた.Venableの螺子とMerle d'Aubignéの螺子の,それぞれの特長をとつて作つたのがY式螺子(この名前に多少のためらいを感じるが)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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