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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻1号

2005年01月発行

文献概要

症例報告

術前診断に難渋した脊髄髄内腫瘍の1例

著者: 鈴木彩1 細江英夫1 児玉博隆1 清水克時1 横田治1 宮本敬1 下川邦泰2 臼井正明3

所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科 2岐阜大学病理検査部 3大垣中央病院整形外科

ページ範囲:P.87 - P.91

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 症例は15歳,女性.術前MRIでは空洞,flow void,石灰化,一部出血を伴った腫大した脊髄を認め,Th4~11レベルの脊髄は不均一に造影された.術前診断として上衣腫(ependymoma),星状細胞腫(astorocytoma),動静脈奇形(AVM)を疑ったが,術中迅速病理診断ではependymoma,永久標本の結果は毛嚢腫性星状細胞腫(pilocytic astrocytoma)であった.多彩な画像を呈するため,術前診断に難渋した1例を報告する.現段階では,術前に画像所見のみで組織診断を行うことは困難と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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