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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻1号

2005年01月発行

文献概要

症例報告

Poland症候群を合併したFreeman-Sheldon症候群における先天性内反足の治療経験

著者: 西山正紀1 加藤公2 辻井雅也1 中空繁登3 二井英二1

所属機関: 1三重県立草の実リハビリテーションセンター整形外科 2鈴鹿回生総合病院整形外科 3三重大学病院整形外科

ページ範囲:P.93 - P.97

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 症例は4歳の男児で,Freeman-Sheldon症候群にみられる口笛を吹くような特異的顔貌,両内反足を認め,手指に拘縮はないが右短合指症と右大胸筋欠損,右乳頭形成不全を伴い,Poland症候群を合併していた.他医により両内反足に対し,生後3カ月時と6カ月時に両側アキレス腱切腱術,後方解離術が施行されたが変形は再発した.2歳8カ月時に当科にて後内側解離術,足底腱膜切離,母趾外転筋切離を施行し,足底接地可能で経過は良好である.本症の内反足は難治性で,初回からの広範囲な軟部組織解離術が必要と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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