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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻10号

2005年10月発行

文献概要

誌上シンポジウム 関節鏡を用いた腱板断裂の治療

重層固定法による腱板完全断裂に対する鏡視下手術と術後成績

著者: 菅谷啓之1 前田和彦1 加藤敦夫1 岡本幸大1 森石丈二1

所属機関: 1船橋整形外科スポーツ医学センター

ページ範囲:P.1095 - P.1101

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 重層固定法による鏡視下腱板修復術を施行し術後2年以上経過観察した腱板完全断裂63肩(男40,女23)を対象とし,JOAスコアによる臨床成績とMRIによる術後腱板修復状態を検討した.JOAスコアは術後平均94.8点と有意に改善したが,術前大断裂および広範囲断裂では小・中断裂と比べると改善は劣っていた.また,MRIによる術後腱板修復状態は概ね良好であったが,再断裂像を17.5%に認めた.術前断裂サイズが大きいものに術後腱板修復状態が不良なものがみられ,また術後腱板修復状態が不良なものの多くはJOAスコアによる臨床成績も劣っていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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