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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻10号

2005年10月発行

文献概要

臨床経験

両側性ペルテス病の発症要因

著者: 西山正紀1 山田総平1 浦和真佐夫2 辻井雅也3 湯浅公貴2 二井英二2

所属機関: 1国立病院機構三重病院整形外科 2三重県立草の実リハビリテーションセンター整形外科 3永井病院整形外科

ページ範囲:P.1137 - P.1141

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 両側性ペルテス病にどのような臨床的特徴があるか,特に発症にかかわる要因について検討を加えた.三重県立草の実リハビリテーションセンターで経験したペルテス病81例のうち,典型的な両側例は5例10関節であり,発生率は6.2%であった.初期治療別に両側性の発生をみると,無治療の6例中3例,通院にて片側型装具で治療の13例中発症が2例であり,初期治療を入院にて免荷型外転装具を中心に,確実なcontainment療法を施行した62例に両側例は皆無であった.両側の十分なcontainment療法と安静は,反対側の発症を予防している可能性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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