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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻10号

2005年10月発行

文献概要

臨床経験

小児大腿骨頚部骨折の治療経験

著者: 井本憲志1 高田潤一23 大寺浩造1 大木豪介1 佐々木浩一1 名越智2 桑原弘樹2 山下敏彦2

所属機関: 1釧路赤十字病院整形外科 2札幌医科大学医学部整形外科 3千歳市民病院整形外科

ページ範囲:P.1159 - P.1162

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 小児の大腿骨頚部骨折は,比較的稀な骨折である.今回,当教室の関連施設で治療された10症例10股について,骨折型,治療方法および治療成績について調査した.男児5例,女児5例で平均年齢は9.5歳であった.骨折型はDelbet-Colonna分類でⅠ型が1股,Ⅱ型が2股,Ⅲ型が5股,Ⅳ型が1股,転子下骨折が1股であった.即日手術を施行した症例が4股,牽引を施行した症例が6股であったが,最終的に7股が観血的内固定による手術療法となった.合併症は1股に大腿骨頭壊死を,1股に高度の頚部変形を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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