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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻10号

2005年10月発行

文献概要

症例報告

腰椎椎間板ヘルニアを合併したfar-out syndromeの1例

著者: 石堂康弘1 武富栄二1 砂原伸彦1 濱田裕美1 永田政仁1 小宮節郎2

所属機関: 1鹿児島赤十字病院整形外科 2鹿児島大学大学院運動機能修復学講座

ページ範囲:P.1169 - P.1172

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 Far-out syndromeとは,椎間孔出口よりさらに外側で,L5神経根が障害される病態で稀な疾患である.今回われわれは,他椎間の椎間板ヘルニアを合併したfar-out syndromeの1例を経験した.far-out syndromeの診断は,選択的神経根造影と神経根造影後のCTによって確認できた.また3D-CTによって,L5横突起と仙骨の間の異常関節に2次的に骨棘が形成されているのが確認できた.移行椎を伴う神経根障害の診断においては,far-out syndromeにも留意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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