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誌上シンポジウム 整形外科疾患における骨代謝マーカーの応用
文献概要
関節リウマチ(RA)における生化学的マーカーには,赤沈,CRP,リウマトイド因子やMMP-3,抗CCP抗体など様々なマーカーが臨床応用されている.骨代謝マーカーは骨粗鬆症などに使用されているが,RAでは骨破壊や特有の続発性骨粗鬆症の病態を呈することからRAでの骨代謝マーカーの測定意義は大きい.つまりRAでは,全身性および局所の骨量減少,続発性骨粗鬆症,骨折,局所の関節での骨びらんなど様々な骨の病態を呈するが,臨床症状や炎症性のパラメーター,画像のみでは定量や鋭敏さに欠ける.そこで,骨代謝マーカーが骨・関節の状態を知るうえで有用になってくる.
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