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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科疾患における骨代謝マーカーの応用

骨腫瘍における骨代謝マーカーの臨床的評価

著者: 小山内俊久1 土屋登嗣1 石川朗2 菅原正登1 荻野利彦1

所属機関: 1山形大学医学部整形外科 2山形県立中央病院整形外科

ページ範囲:P.1199 - P.1203

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 転移性骨腫瘍と原発性骨腫瘍における骨代謝マーカーの臨床的評価について検討した.骨転移群70例と非骨転移群20例の比較では,骨転移群で骨吸収マーカーが有意に高値を示したが,スクリーニングとして用いるには問題があった.骨転移群に行ったビスフォスフォネート療法の効果判定には骨吸収マーカーが有用であった.予後の推測には骨吸収マーカーが有用と思われた.小児では骨代謝マーカーの値が年齢や性によって変動するため,小児骨肉腫の個々のデータを臨床的に評価することは困難であった.原発性骨腫瘍における骨代謝マーカーの臨床的評価は確立されていないが,今後の研究に期待がかかる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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