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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科疾患における骨代謝マーカーの応用

骨形成タンパク質を応用した後側方固定術後の骨代謝動態について―骨代謝マーカーによる解析

著者: 重信恵一1 橋本友幸1 金山雅弘1 大羽文博1

所属機関: 1函館中央病院整形外科

ページ範囲:P.1205 - P.1211

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 腰椎変性すべり症に対して後側方固定術を施行した患者を対象に,術前後の骨代謝マーカーの変動を自家骨移植群と骨形成因子(OP-1)移植群の間で比較した.骨吸収マーカーの変動は両群間で差を認めなかったが,骨形成マーカーにおいてはⅠ型プロコラーゲンC末端プロペプチドはOP-1群のほうがより早期に高いピークを示していた.また,骨型アルカリフォスファターゼもOP-1群のほうがより早期にピークとなっていた.以上より腰椎後側方固定術においてOP-1群のほうが自家骨群よりも骨形成の速度が速い可能性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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