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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科疾患における骨代謝マーカーの応用

閉経後女性における骨代謝マーカーと血管石灰化

著者: 射場浩介1 高田潤一2 畠山尚子1 山下敏彦1

所属機関: 1札幌医科大学医学部整形外科学講座 2市立千歳市民病院整形外科

ページ範囲:P.1213 - P.1216

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 閉経後女性264例について血管石灰化の有無と骨密度値,骨代謝マーカー値との関係について検討した.骨密度の低下に伴い血管石灰化を有する患者の割合が増加する傾向を認めた.原発性骨粗鬆症患者130例中では73例(56.2%)に血管石灰化を認めた.さらに,血管石灰化のある患者は石灰化のない患者と比較して血清中の骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)値が有意に高かった.このことはBAP値の上昇が骨粗鬆症患者における血管の石灰化過程を反映している可能性があり興味深い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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