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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

境界領域/知っておきたい

インテリジェント義足(歩調追随性膝継手)

著者: 吉村理1

所属機関: 1広島市身体障害者更正相談所

ページ範囲:P.1236 - P.1238

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■はじめに

 義足は下肢切断者の機能と形態を代償するもので,近年の進歩・開発はめざましく,下肢切断者の「楽に歩く,早く歩く,きれいに歩く,スポーツに使える」といった要望にもある程度満足していただける状況になってきている.

 義足の3要素は,
 ①切断端を痛みなく快適に収納し,歩行時に体重を支え,断端の力を効率よく義足に伝える役割のソケット,
 ②人間の関節にあたる継手,幹部,足部などの部品,
 ③ソケットと各種部品の最適な位置関係に組み立て,円滑な歩行をするためのアライメント,である.

 最近,義足の話題の1つにインテリジェント大腿義足(以下IP義足)がある.IP義足では大腿切断者は,歩行速度に応じて義足膝継手の振り出し速度をマイクロコンピュータにより制御し,ゆっくり歩きから早歩きまで歩行速度を自由に変えることが可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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