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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

臨床経験

Pedicle screw fixationを併用したPLIF施行例における術後脊髄造影所見の検討

著者: 斎藤元1 森下益多朗1 神崎浩二1 小俣貴弘1 石田将也1 塩原恭介1 石原陽平1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院整形外科

ページ範囲:P.1257 - P.1262

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 腰椎変性疾患に対するPLIF(後方進入椎体間固定術)は除圧および脊柱支持性を再建できるが,神経組織への侵襲が危惧される.PLIF施行例のうち術前後脊髄造影を行った36例を用いて硬膜,神経根への影響を検討した.神経根像は,多彩な像を呈し癒着性変化と考えられる像も認めたが,臨床成績とは一致しなかった.硬膜管の広がりをCTM(脊髄造影および造影後CT)にて検討すると術後は有意に広がり,また馬尾の集束像などの硬膜内での癒着性変化を疑わせる所見も認められなかった.PS(pedicle screw)を併用したPLIFは,危惧された癒着もなく術後硬膜の広がりを得ることができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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