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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

症例報告

Diastematomyeliaの1例

著者: 松本卓二1 川上守1 安藤宗治1 玉置哲也2 山田宏3 吉田宗人1

所属機関: 1和歌山県立医科大学整形外科 2愛徳医療センター 3新宮市立医療センター

ページ範囲:P.1263 - P.1268

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 今回,われわれは極めて稀な先天性の形成異常の1つである脊髄正中離開症(diastematomyelia)の1例を経験したので報告する.単純X線像上胸腰椎移行部で右凸の側弯およびL4,5,およびS1で二分脊椎を認め,MRI,CTにてL2/3椎間板高位に骨性中隔を伴ったdiastematomyeliaを認めた.筋力低下と足変形を認めたため,早急に手術的加療を選択した.手術はL1,2,3の椎弓切除術および骨性中核切除術を脊髄モニタリング使用下に施行した.経過は良好であるが,今後の慎重な経過観察が必要であると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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