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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻11号

2005年11月発行

文献概要

症例報告

上肢に発生したネコひっかき病の2例

著者: 金子哲也1 篠崎哲也1 佐藤潤香1 大澤敏久1 渡辺秀臣1 高岸憲二1

所属機関: 1群馬大学大学院機能運動外科学

ページ範囲:P.1269 - P.1272

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 ネコひっかき病(CSD)は若年者に好発する感染性リンパ節炎として知られている.われわれは,上肢に生じたCSDを2例経験した.2症例とも特に誘因なく上肢に有痛性のリンパ節腫脹が生じた.ネコとの接触歴を1例に認めた.血中バルトネラ抗体価は2例とも上昇し,1例では病理組織検査も併用された.本疾患の確定診断には抗体価測定が有用であった.上肢のリンパ節腫脹を診た場合には,CSDも鑑別診断におくべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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