icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻12号

2005年12月発行

文献概要

論述

腰椎変性疾患に対するmonoportal PLIFの手術成績

著者: 吉田裕俊1 佐藤浩一1 北原建彰1 江幡重人1 新井嘉容1 重光勇男1

所属機関: 1埼玉県済生会川口総合病院整形外科

ページ範囲:P.1299 - P.1305

文献購入ページに移動
 当科で施行した単椎間monoportal PLIFの手術成績を調査した.%slipは術前22.9±7.6%が術後1年で13.7±7.5%,disc angleは術前4.5±7.5°が術後1年で7.2±4.7°に改善した.手術時間は214±25分,術中出血量は143±96mlであり,麻痺悪化1例と偽関節の1例に再手術を施行した.JOAスコアは術前14.5±4.9点が術後1年で25.5±3.0点に改善し,改善率は76%であった.術後1年の時点で45例中33例にcage前方の移植骨の連続性が認められ骨癒合と判定した.Cageの沈下は2例,4.4%に認められた.片側より椎体間固定を行うmonoportal PLIFは硬膜外血管,神経組織に対し低侵襲であり,従来のPLIFに比べ遜色ない成績が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら