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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻12号

2005年12月発行

文献概要

臨床経験

足根骨癒合症の観血的治療

著者: 高野玲子1 斎藤英彦2 岡田充弘2 長野純二2 小林良充2

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科機能再建医学講座整形外科分野 2聖隷浜松病院整形外科

ページ範囲:P.1325 - P.1329

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 癒合部切除による関節形成術で自・他覚的に症状改善をみた距・踵骨癒合症2例,踵・舟状骨癒合症の1例について報告した.距・踵骨癒合症に対する癒合部切除術は従来行われてきた3関節固定術に比べて低侵襲で,除痛に加え関節機能の獲得が見込める,より望ましい術式である.術前にCT像で癒合部の範囲を評価したうえで選択すべきである.踵・舟状骨癒合症の1例は癒合部切除術の結果できた空隙に外側果上皮弁による血管茎付き脂肪弁を充填した.本方法は血腫貯留と分離部の再癒合を効果的に予防でき,有用な方法であると考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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