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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻12号

2005年12月発行

文献概要

臨床経験

ビスフォスフォネートによる骨吸収マーカーの変動―アレンドロネートとリセドロネートの比較

著者: 高田潤一1 射場浩介1 中島門太1 金谷邦人1 前野康次郎1 山下敏彦2

所属機関: 1市立千歳市民病院整形外科 2札幌医科大学整形外科

ページ範囲:P.1347 - P.1350

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 アレンドロネートまたはリセドロネートの投与後の骨吸収マーカー(尿NTX)の変動について検討した.投与1カ月後と6カ月後の尿NTX低下率は,アレンドロネートが大きい傾向にあったものの両群間に有意差は認めなかった.骨折高リスク症例(NTX初期値:54.3以上)では,1カ月後ではアレンドロネートの低下率が有意に大きかったが,6カ月後には両群間に有意差は認められなかった.また,最小有意変化(35%以上の低下)を示した症例の割合では両群に有意差は認められなかったことから,両者の有効性に差はないことが推察された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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