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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻12号

2005年12月発行

文献概要

症例報告

化膿性胸鎖関節炎の2例

著者: 三輪真嗣1 天谷信二郎1 五之治行雄1 岡山忠樹1 高戸慶1 青竹康雄2

所属機関: 1福井県済生会病院整形外科 2福井県済生会病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.1355 - P.1359

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 CTガイド下穿刺が有用であった化膿性胸鎖関節炎の2例を経験した.胸鎖関節に炎症所見を認め,CTで胸鎖関節の破壊,MRIで胸鎖関節の信号変化を認めた.化膿性胸鎖関節炎と診断し,CTガイド下で穿刺し,ドレナージ,抗生剤投与によりCRPは沈静化した.培養では黄色ブドウ球菌,表皮ブドウ球菌が検出された.化膿性胸鎖関節炎で溶骨像や骨髄炎を認める場合,外科的治療の適応となるが,本例では保存的治療で良好な結果が得られた.CTガイドの利点として,正確な位置へのドレーン留置,気胸などの合併症予防が挙げられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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