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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻12号

2005年12月発行

文献概要

症例報告

クラシックバレエ練習生に生じた弾発母趾の1例

著者: 池野敬1 池田和夫1 橋本典之1 舩木清人1 伊藤貴明1 原隆1 富田勝郎1

所属機関: 1金沢大学大学院機能再建学

ページ範囲:P.1361 - P.1364

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 手指の弾発現象を伴う腱놼炎は日常診療でしばしば経験するが,足趾に生じる例は稀である.クラシックバレエ練習生に生じた長母趾屈筋腱腱놼炎に対し腱놼切開術を行い,バレエに復帰できた1例を経験した.症例は12歳の女児で両側の母趾が屈曲位から伸展する際に大きな音を伴った弾発現象を認めた.腱놼の遠位で長母趾屈筋腱の肥厚を認め,両側の腱놼切開術を施行した.術後,弾発現象は消失し,術後4週からクラシックバレエを再開できた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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