icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻12号

2005年12月発行

文献概要

症例報告

大腿に発生した皮下アミロイド腫瘤の1例

著者: 平川雅士1 高下光弘1 平博文1 宮崎正志1 津村弘1

所属機関: 1大分大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1377 - P.1380

文献購入ページに移動
 アミロイド沈着による腫瘤形成は,ほとんどの場合,何かしらの基礎疾患を有する.今回,われわれは何ら基礎疾患を有さず右大腿にアミロイド腫瘤を生じた1症例を経験したので報告する.66歳,男性.右大腿外側から背側にかけて,8×18cmの表面平滑で可動性の乏しい腫瘤を触知した.病理組織検査では滑液包炎の所見と滑膜上皮に限局したアミロイドの沈着を認めた.組織全体がアミロイド沈着で占められるamyloidomaと異なり,大腿後面の皮下滑液包炎にアミロイドが沈着し腫瘤状に増大したものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら