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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻2号

2005年02月発行

文献概要

臨床経験

局所骨とチタン製椎体間ケージ,pedicle screwを併用した後方進入腰椎椎体間固定術(PLIF)のX線学的検討

著者: 奥山幸一郎1 木戸忠人1 鵜木栄樹1 小西奈津雄1 伊藤博紀1 冨岡立1 千葉光穂1

所属機関: 1秋田労災病院整形外科

ページ範囲:P.193 - P.198

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 切除した椎弓部の局所骨とチタン製椎体間ケージを用いた後方進入腰椎椎体間固定術(PLIF)の骨癒合とX線学的所見の検討を行った.症例は男性9例,女性12例で,手術時年齢は平均62歳,固定椎間数は28椎間であった.術後経過観察は平均2年(1.0~3.5)であった.全体の骨癒合率は89.3%(25/28椎間)であった.Pedicle screwのlooseningは6.5%に認めたが,チタン製椎体間ケージのbackoutを示す症例はなかった.%Slipでは術前17.7±7.5%であったものが,術後3.7±6.1%と有意に改善していた.Slip angleも術前5.9±5.6°であったものが,術後-2.9±4.3°と有意に改善していた(p<0.01).Non-unionやcorrection lossを認めた症例はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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