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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻3号

2005年03月発行

文献概要

論述

前十字靱帯再建膝における大腿骨側骨孔位置が再建靱帯に与える影響

著者: 市場厚志1 小田幸作1 岸本郁男1

所属機関: 1高槻赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.247 - P.252

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 前十字靱帯(ACL)再建術後膝のMR像を用いて,大腿骨側の骨孔位置が再建靱帯に与える影響を評価した.骨付き膝蓋腱の両端をpoly-L-lactide acid(PLLA)製interference screwで固定し,術後6カ月以上経過した27例27関節を対象とした.MR像冠状断を用い,顆間窩での大腿骨側骨孔位置,再建靱帯と関節面とのなす角,後十字靱帯(PCL)とのインピンジメントを調べた.再建靱帯の評価は,冠状断,矢状断で再建靱帯のvolume,tension,signalの各項目について点数化したMRI評価点にて行った.大腿骨骨孔位置は低い位置(右膝時計表示で11時より10時に近い位置)にあるほうが再建靱帯のMRI評価点は良好であった.再建靱帯の関節面とのなす角度が低いほうがPCLとのインピンHジメントを避けられていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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