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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻3号

2005年03月発行

文献概要

調査報告

頚椎後縦靱帯骨化症患者の特定疾患申請に関する実態調査

著者: 松永俊二1 林協司1 米和徳1 小宮節郎1

所属機関: 1鹿児島大学大学院運動機能修復学講座整形外科学

ページ範囲:P.253 - P.256

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 頚椎後縦靱帯骨化症の手術適応は診療科の違いにより必ずしも統一したものではない.特に最近,症状が発現する以前に予防的手術を行う施設もある.本論文では鹿児島県における頚椎後縦靱帯骨化症の診療科別による申請状況の実態を知る目的で平成14年(2002)度の特定疾患申請のための調査表を検討した.対象は84名であり,年齢は49~73歳,平均59.4歳であった.骨化型は分節型31名,連続型29名,混合型24名であった.診療科別では整形外科が61名と最も多く,脳神経外科が17名,神経内科が5名,その他が1名であった.重症認定が20例であったが,その85%は整形外科からの申請であった.また,整形外科以外の診療科では分節型骨化の症例が多かった.今回の調査により,整形外科からの申請に比べ脳神経外科からの申請患者は軽症である傾向があることがわかった.手術適応の違いによる差である可能性もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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