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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻3号

2005年03月発行

文献概要

臨床経験

手根管症候群の自覚症状と電気生理学的所見の関係

著者: 辻井雅也1 平田仁1 長倉剛1 椙本淑子1 森田哲正2 佐野哲也2 藤澤幸三2 内田淳正1

所属機関: 1三重大学医学部整形外科 2鈴鹿回生総合病院整形外科

ページ範囲:P.287 - P.290

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 手根管症候群(以下CTS)の手術例を対象に術前の有症状期間,自覚症状の重症度,電気生理学的検査の関係について検討した.対象は41例で有症状期間をもとに早期群(<3カ月),中間期群(4~6カ月),進行期群(7~12カ月)に分けた.自覚症状としての夜間痛,日中痛,睡眠障害は早期群,中間期群では進行期群に比べて有意に強かった.電気生理学的検査はいずれの症状とも相関せず,各群間にも差は認めなかった.これらのことからCTSの早期には神経外組織に由来する症状がある可能性が疑われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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