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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻3号

2005年03月発行

文献概要

症例報告

末期変形性股関節症の同側に生じた大腿骨転子下骨折の3例

著者: 服部高子1 津田隆之2 佐藤巌2 大木智香子2 難波二郎2 小島崇弘2

所属機関: 1NTT西日本大阪病院整形外科 2箕面市立病院整形外科

ページ範囲:P.313 - P.316

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 変形性股関節症(OA)に生じた大腿骨転子下骨折を3例経験したので報告する.OA患者の同側に生じる大腿骨頚部骨折では,内側骨折よりも外側骨折が生じやすいと言われている.OAが存在すると大腿骨頚部と寛骨臼後面のimpingementを起こすだけの十分な可動域がないこと,大腿骨骨頭および頚部の骨硬化,さらに大腿骨の骨粗鬆化のために,外側骨折が生じやすいものとされている.今回の3症例は,非常に高齢で同様の骨折形態をとっていた.OAに加えて強い骨粗鬆化が転子下骨折の原因と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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