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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻3号

2005年03月発行

文献概要

症例報告

人工膝関節再置換術後のMRSA感染に対し同種大腿骨を用いて膝固定術を行った1例

著者: 勝見敬一1 佐藤慎二1 小泉雅裕1 神田俊浩1 日向野行正1 河内俊太郎1 田西信睦2

所属機関: 1鶴岡市立荘内病院整形外科 2新潟労災病院整形外科

ページ範囲:P.329 - P.332

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 人工膝関節再置換術(TKA)後のMRSA感染に対し同種大腿骨を用いて膝固定術を行った1例を経験した.症例は72歳,男性.2000年,他院にて左TKAを施行されている.2002年TKAの弛みを指摘され当院に紹介となる.感染も疑い二期的にrevision TKAを施行するも,術後感染徴候が明らかとなり,MRSAが検出された.その後のデブリドマン・人工関節の抜去で感染の鎮静化を得たが,その結果生じた広範な骨欠損部を補塡し患肢の温存と脚長の維持を目的に同種大腿骨を用いた膝固定術を施行し,現在まで良好な成績を得ている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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