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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 脊椎脊髄病学 最近の進歩 2005(第33回日本脊椎脊髄病学会より) 原著論文

腰部脊柱管狭窄症に関する70歳以上の住民意識調査

著者: 笠井裕一1 森下浩一郎1 近藤哲士1 川喜田英司1 内田淳正1

所属機関: 1三重大学医学部整形外科

ページ範囲:P.353 - P.357

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 われわれは,一般市民における腰部脊柱管狭窄症の認識度を知る目的で,70歳以上の住民に対して本症に関する意識調査を行った.対象者は,三重県の津と熊野,東京の3地区において,アンケートの回答が得られた70歳以上の一般市民561人であった.対象者の年齢は平均74.1歳(70~84),男性269人,女性292人で,地区別人数は津が267人,熊野が138人,東京が156人であった.そのアンケート調査の結果,腰部脊柱管狭窄症という言葉を聞いたことがあると回答した人は561人中34人(6.1%)であり,腰部脊柱管狭窄症の知名度は低く,一般市民に対する啓蒙が必要であると思われた.また,70歳以上の大多数は,外出が困難になれば診療を受け,100m以上の連続歩行ができなくなると手術を考慮することがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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