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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 脊椎脊髄病学 最近の進歩 2005(第33回日本脊椎脊髄病学会より) 原著論文

Virtual realityを応用した脊椎外科手術の3次元シミュレーション

著者: 小谷俊明1 南昌平1 高橋和久2 山崎正志2 赤澤努2 梁川範幸3

所属機関: 1聖隷佐倉市民病院整形外科 2千葉大学整形外科 3千葉大学放射線部

ページ範囲:P.425 - P.429

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 近年,工業,デザイン領域においてvirtual realityを応用して3次元立体データを処理できるforce feedback systemが用いられている.力覚を感じつつコンピュータ上で自由に3次元物体のモデリングを行うことができるforce feedback systemを使用して,複雑な形態を持つ先天性側弯症3例に3次元手術シミュレーションを試みた.CTで脊椎を撮影し,force feedback systemに取り込み,バーチャルツールをエアトームのように用い,3次元的骨切りを行った.本法は視覚のみならず,触覚を用いて脊椎の3次元構造を理解することができ,骨切りの高位や範囲などを繰り返し修正しながら検討することが可能であり非常に有用であった.今後,脊椎手術のトレーニング,教育のツールとしても応用が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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